おはなしのたねまき

〜ぼくのママは看護師、ときどきバイリンガル絵本読み聞かせインストラクター〜

第5回 バイリンガル絵本読み聞かせインストラクター養成講座を受けて

2月19日第5回目の講座を受講しました。

今回の講座では初級講座を開講するにあたって、講座の中でお伝えする内容を具体的に学びました。

まず、 講座を開講するにあたって、大切な準備の一つが、受講される方が何を求めているのか、どのような方なのかを事前にしっかりと伺うことでした。

どのインストラクターさんも使用する資料や講座で伝える大まかな内容は同じですが、親御さんの英語力、今英語教育で悩んでいることなどを伺った上で、ニーズに合わせた情報提供を行う必要があります。そして自分ではそのニーズに応えられないかも!と思うような受講者さんが現れた時は、私以外のインストラクターさんをご紹介することも可能です。

例えば、ネイティブスピーカーとのハーフのお子さんを育てていることで悩んでいることことがあるお母さんなどは、実際に同じような境遇をお持ちのインストラクターさんや経験豊富なインストラクターさんへご紹介させていただく方が、より充実した講座になると考えられるからです。 音読協会には沢山の魅力的なインストラクターさんがいるので、私もどのインストラクターさんの初級講座を受けたらいいのか迷ってしまい、協会へ相談したところ、素敵なインストラクターさんに巡り合わせていただくことができました。

 

今日の講座の中で一番印象的だったことは、「国内で英語力をつけるためには、子ども自身が自分で英語の力を伸ばしていけるような自走力をつける必要がある」「そのために、最も重要なのが、リーディング力を伸ばすこと」です。(音読協会資料より一部引用)

会話の力はすぐに身につくけども忘れやすく、読む力は身につくまでに7〜10年ほどかかるけれども、一度習得すると力が落ちにくくキープしやすいそうです。

最初親御さんが読み聞かせをしている段階では会話力が含まれる言語能力が育ち、自分で読むことができるようになってくると読む力が育つことで、最終的に落ちにくい英語力を維持する力の基礎が育っていきます。英語絵本は、会話の力から読む力への成長へつながる大切な役割を果たしてくれて、親子のコミュニケーションにもなり、やはりメリットが沢山あると感じました。もちろん、英語の早期教育に警鐘を鳴らす本を書かれている方もいらっしゃいます。私もまだ読めていないのですが、養成講座の中ではその方達を否定するのではなく、その意見も踏まえた上で、英語英本の読み聞かせをおうち英語で取り入れていく方法を学んでいます。

 

今日私が読み聞かせで選んだ絵本は、Leo Lionniさんの”A Color of His Own”です。

この本は私が音読協会の初級講座を受けた後に初めて紀伊國屋の児童用書コーナーにいき購入した1冊です。当時4歳だった息子は、日本語で書かれたエリックカールさんの「ごちゃまぜカメレオン」が好きでしたが英語で読み聞かせるのは難しいかなぁと思っていたところ、こちらの本を見つけました。

この絵本の後半は文章の長さも少し長くなってきますが、前半はとても簡単な英語で書かれていて、ストーリーも難しくなく、絵の量も1ページに1つ程度なので、小さなお子さんから、大きくなって爬虫類や恐竜が好きになってきたお子さんでも楽しめる1冊だと思います。

レオリオニさんは生涯で40冊ほどの絵本を書かれていて、一番最初の作品は”little blue and little yellow”で、他にも小学校の教科書にも採用されていた”swimmy”などがあります。

有名だし、とても良い本だからswimmyを英語で読もう!と思って一番最初に購入してしまうと、ストーリーも長く、難しいと感じる方も多いかと思うので、今日紹介した”A Color of His Own” や、もっともっと簡単な本が安心という場合は”Let's Play”という可愛いネズミが主人公の絵本もおすすめです。レオリオニさんは沢山の絵本を書かれているので、お子さんの年齢やお母さんの好みに合わせてお気に入りの1冊を探してみてください。

 

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A Color of His Own

A Color of His Own

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