おはなしのたねまき

〜ぼくのママは看護師、ときどきバイリンガル絵本読み聞かせインストラクター〜

第7回 バイリンガル絵本読み聞かせインストラクター養成講座を受けて

3月6日第7回目の講座を受けました。

今日の講座では「ママの英語絵本チャレンジ講座」を開講するにあたって、実際にママの立場で講座を受講する体験をしました。

「ママの英語絵本チャレンジ講座」では、課題の1冊の絵本を使って、親御さんが楽しく、効果的に読み聞かせができるようになるためのテクニックをマスターすることができます。(一部音読協会ホームページより引用)

講座の時間は大体1時間ほどで設定されているので、さらっと読めば5分少々で読み終わってしまう絵本を1時間もかけて学ぶなんてイメージがつかないと思われる方もいらっしゃると思います。

具体的には、課題の絵本を通じて、RやLなどの苦手な発音をどうやったら改善することができるのか、絵本の中に使われている単語の意味を立ち止まって改めて考える、複数形のSが使われている部分、複数形から単数形に変わっている部分などの意識して読みたい点を学びます。絵本に関連した手遊びや歌も知ることができるので、あっという間に1時間が過ぎていきます。

一人で絵本を読んでいると、なんとなくこんな意味かな?と思っていたり、自分の思い込みで発音している部分があったり、単数形と複数形が変わっている部分に気づかず読んでいる部分があったのですが、受講してみると見落としていたポイントに気づくことができ、赤ちゃん用の絵本からこんなにも学ぶことがあるのかと驚かされました。

課題として使われる絵本は難易度も分かれていて、私は難易度1、2、4、5の絵本を使用した講座を受講しました。各絵本で主に学ぶ内容が分かれていて、英語が苦手な親御さんから、得意な親御さんまで幅広く受講していただくことができるようになっています。

この講座を受講すると、文法・発音や単語の意味、そして作家さんの背景や関連絵本なども意識しながら絵本を読む視点に気づくことができて、お子さんと絵本を読む時間がこれまで以上に充実した時間になります。この視点は英語絵本だけでなく、日本語の絵本にも通じる部分なので、我が家では日本語絵本の読み方や選び方へもプラスの影響を与えてくれました。

受講された方が「この絵本は自信を持って読める!」と感じてもらえるような講座を開講できるように知識を深めていきたいと思います。

 

今日の絵本の読み聞かせ練習で私が選んだ絵本は、CHRIS HAUGHTONさんの”A BIT LOST”です。邦題では”ちょっとだけまいご”というタイトルで出版されています。

タイトルの通り、登場する小さなふくろうさんが森の中で迷子になり、森の仲間がお母さんを探すお手伝いをしてくれます。ユーモアたっぷりの絵本で、我が家では息子と思わずツッコミを入れながら読んだり、迷子のふくろうを探しているお母さんふくろうがさりげなく描かれているので見つけながら読んでいます。

ページ数が30ページほどで、ストーリー性もある本なので、英語で絵本を読むことへ苦手意識がある方や読み慣れていない親御さんは難しそうという印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。でも、よくよく文章をみてみると、”Yes!Yes!” や ”Are you OK?” などほとんどの一文が2〜5語程度の簡単な単語で構成されているので、他のストーリーのある絵本よりも読みやすいと思います。ぜひ読んでみてください。

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A Bit Lost

A Bit Lost

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